RAKU陶工房 楽 -RAKU-

作家紹介artist guide

波佐見にて陶磁器製造に関わり40年。8年前に『陶工房 楽 -RAKU-』を開業致しました。
手造り・手描きを基本とし一つ一つ心を込めてのもの造りを目指しています。
土から生地を作り、下絵付け・焼成・上絵付けを一貫して当窯にて製作しています。
手仕事による器たちは、表情豊かであり一品作に近いものがあります。
手に取ると温かみが伝わってくるような製作を心がけています。

吉村伸也

商品への思い:鯛絵の器

赤い鯛は、佳き日を(めでたい、めでたい)を言葉遊びの語呂合わせと赤い色で、おめでたい席でのお膳によく使われています。陶工房『樂』の鯛絵の器は、波間から勢いよく頭と尾をのぞかせ、鯛、波、雲、は1刀1刀手作業で彫っています。釉薬は天然の松の灰を使い、自然な青みがあります。 お正月や様々な記念日の『晴れのめでたき日』に食卓が華やいでいただけたら、と思います。

1957年
長崎県波佐見町中尾山に生まれる
1975年
佐賀県立有田工業高校 窯業科卒業
1981年
家業 陶房『青』へ入社
伝統工芸士、中村平三・田澤大助両師より、ろくろの技法を学ぶ
1996年
陶房『青』内で《青葉窯》を開窯
土物に鬼を描いた『鬼絵シリーズ』のヒット商品を生む
2014年
陶房『青』を退社、陶工房『楽』を開窯

吉村芳江

商品への思い:鬼絵の器

日本では古来より、人々の暮らしの中に『鬼』の存在が見え隠れしています。
日本全国津々浦々、謂れがあるようですが、現在では中国から伝わった怖いイメージよりも、目に見えない邪気を追い払い、守ってくれる強い鬼の存在としてキャラクター化されたりしています。
陶工房『樂』の鬼さんもどこか憎めない、かわいく愛される鬼さんとして描いています。
日々の暮らしの中で、ちょっとだけ笑顔になれるような存在になってくれたら嬉しく思います。

1957年
埼玉県飯能市に生まれる
1981年
吉村伸也と結婚後、陶房『青』入社
1996年
陶房『青』内の《青葉窯》で『鬼絵シリーズ』を描き始める
2014年
吉村伸也と共に陶工房『楽』をスタートする